高周波誘導加熱装置 CEIA
高周波加熱の特徴である、ターゲット内部からの急速加熱という利点を生かし、各種金属の加熱、溶解、ロー付け等、また、金属、炭化物の加熱を通して、接触する非加熱物を加熱します。コイルに発生する磁界内にターゲットワークを置いたり、近づけることにより、金属が加熱されます。加熱する金属、加熱場所、加熱温度、加熱目的等により、選択する周波数や、出力、コイル形状が違ってきますので、それによって機種選択を行います。
ハンドヘルドタイプ TS シリーズ
TS シリーズはハンドヘルドタイプでしかも非常に小型の機種です。最大の特徴は、加熱コイルヘッド部が自由に動かせるという点です。この特徴によって、加熱物をいろんな角度から狙え、しかも自由に変更できます。ヘッド部が軽量(1.5kg)のため、ロボットに設置できるのはもちろん、ワーカーが手持ち作業することも可能です。
コンポーネントタイプ POWER CUBE シリーズ
イタリアCEIA社との提携によるコンポーネントタイプ、POWER CUBEシリーズは、制御部、発振部、加熱出力部が分離しており、それぞれを組み合わることにより高周波誘導加熱装置を構成します。パワーキューブは標準で、1個または2個の加熱ヘッドとパワー(マスタ)コントローラも2個のパワーキューブを接続でき、最大、パワーキューブ1+加熱ヘッド2(灰)またはパワーキューブ2+加熱ヘッド2(赤)の組み合わせが可能です。最新のマイクロプロセッサを搭載したパワーコントローラを使用することにより、温度制御や酸化防止ガスの供給、ハンダ給線機も同時にコントロールできますので、簡単にロー付け、加熱システムが構築できます。さらに分離タイプで小型の為、設置条件の自由度が大きいのが特徴です。